長崎県では、4日明け方から6日頃にかけて平地、山地ともに大雪に注意・警戒が必要だ。気象台は5日の昼から夜にかけてが降雪のピークとみていて、平地でも雪が積もるおそれもある。

4日明け方から6日ごろにかけ大雪

長崎地方気象台は3日午後4時19分に「大雪に関する長崎県気象情報 第6号」を発表した。九州北部地方では、4日から6日頃にかけて上空約1500mにマイナス12度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込み、次第に冬型の気圧配置が強まる見込みだ。

このため長崎県では、4日明け方から6日頃にかけて平地、山地ともに大雪となるおそれがある。雪が同じ所で降り続いた場合は警報級の大雪となる可能性があり、気温が平年よりかなり低くなる所がある見込みだ。

降雪のピークは5日昼から夜

[雪の予想]
降雪のピークは5日の昼から夜にかけてとみられている。

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3日午後6時から4日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
長崎南部山地  15cm
長崎北部山地  15cm
長崎南部平地  7cm
長崎北部平地  7cm
壱岐            3cm
五島      7cm

その後、4日午後6時から5日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
長崎南部山地  20cm
長崎北部山地  20cm
長崎南部平地  10cm
長崎北部平地  10cm
壱岐       5cm
五島          10cm

その後、5日午後6時から6日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
長崎南部山地  15cm
長崎北部山地  15cm
長崎南部平地    5cm
長崎北部平地    5cm
壱岐                  1cm
五島        5cm
(山地は標高200mを超える地域)

[防災事項]
積雪や路面凍結による交通障害、農作物や農業施設の管理に注意・警戒が必要だ。また、雪による視程障害、電線や樹木への着雪、水道管の凍結にも注意するよう呼び掛けている。次の情報は4日午前6時頃に発表す予定だ。(2月3日午後4時19分 長崎地方気象台発表)

平地でも数センチから十数センチの積雪予想

テレビ長崎の松田貢司気象予報士によると、特に5日水曜日が一番雪が降りやすい日となり、平地でも雪が積もるとみられ、注意が必要だ。

雪のピークは2回あり、5日水曜日から6日木曜日の朝にかけて、平地でも数センチから十数センチの積雪が予想されている。6日木曜日の日中は一時的に小雨がぱらつくが、金曜日の午後から再び雪が降りやすくなる見込みだ。

数年に一度の非常に強い寒波

今回の寒波は数年に一度の非常に強いもので、記録的な降雪が予想されている。

上空5500mまで寒気が流れ込み、雪雲が発達しやすくなるため特に注意が必要だ。これまでの寒波とは異なり、上空まで寒気が入ることで、雪の降り方が変わる可能性がある。

5日水曜日には雪を伴った暴風や高波の恐れがあり、路面の凍結や水道管の凍結にも注意が必要。特に雪が降ることで交通や生活に影響が出る可能性が高いため、事前の準備をよびかけている。

(テレビ長崎)

テレビ長崎
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