フジテレビの清水社長は、30日午後に行われた取締役会のあと、記者団の取材に応じ、経営刷新に向けた委員会の設置が決まったと明らかにしました。

取締役会では、社外取締役をメンバーとする経営刷新に向けた委員会を新たに設けることを決めました。

また第三者委員会の調査をめぐり、調査対象者を保護することも決め、調査に協力した役職員に対し、不利益な扱いをしないとし、不利益な取り扱いを受けた場合、被害申告するよう求めています。

このほか、コマーシャルを見合わせ、公益社団法人の広告に差し替えている企業に対し、広告料金を請求しないことを決めました。

一方、フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングスは、業績見通しを大幅に下方修正すると発表しました。

2025年3月期の業績予想では、純利益が、これまでの290億円から98億円へと66.2%減少する見通しです。

多くの企業がコマーシャルを見合わせていることなどの影響を受けたもので、フジテレビは、放送収入の合計が233億円減る見通しです。