フジテレビの清水社長は、30日午後に行われた取締役会のあと、記者団の取材に応じ、経営刷新に向けた委員会の設置が決まったと明らかにしました。

この記事の画像(7枚)

取締役会では、社外取締役をメンバーとする経営刷新に向けた委員会を新たに設けることを決めました。

また第三者委員会の調査をめぐり、調査対象者を保護することも決め、調査に協力した役職員に対し、不利益な扱いをしないとし、不利益な取り扱いを受けた場合、被害申告するよう求めています。

このほか、コマーシャルを見合わせ、公益社団法人の広告に差し替えている企業に対し、広告料金を請求しないことを決めました。

一方、フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングスは、業績見通しを大幅に下方修正すると発表しました。

2025年3月期の業績予想では、純利益が、これまでの290億円から98億円へと66.2%減少する見通しです。

多くの企業がコマーシャルを見合わせていることなどの影響を受けたもので、フジテレビは、放送収入の合計が233億円減る見通しです。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。