1月30日。
森友学園の公文書改ざん問題をめぐり、自殺した財務省職員・赤木俊夫さん(当時54歳)の妻・雅子さんが、国に対し、捜査の過程で検察に提出した文書の開示を求めた裁判の控訴審判決で、大阪高裁は、国側の主張を認めた1審判決を取り消し、文書を「不開示とした国の決定」を取り消すよう命じた。

これを受けて、赤木さんの妻・雅子さんが「上告はとにかくしないでほしい」と訴えた。
■妻・雅子さん「苦労が報われた気がする」「上告はとにかくしないでほしい」
赤木俊夫さんの妻・雅子さん:夫が亡くなって時間がたったが、2020年3月に裁判始めてから一度も勝ったことがないので、どんな感覚かと思っていたが、(代理人弁護士の)生越(照幸)先生が手を握ってくれて、苦労が報われた気がします。

赤木俊夫さんの妻・雅子さん:ただ、これからいろんなことがあるので、喜んでばかりもいられないです。苦しいことも楽しいことも、記者や友達に励ましてもらいながらやってきました。 上告はとにかくしないでほしいです。
■「朝、起きた時に、今日勝つんじゃないかと思っていました。『勝つよ』と伝えてきた」
雅子さんは30日朝、俊夫さんに次のように話しかけて家を出たという。

赤木俊夫さんの妻・雅子さん:朝、起きた時に、今日勝つんじゃないかと思っていました。『勝つよ』と伝えてきたので、『勝った』と伝えたいです。 とにかく(代理人弁護士の)先生方に一生懸命やってもらってたけど、分からないことも多くて、先生と対立したこともあったので、でも信じてやってきてよかったです。先生に感謝を感じました。
(関西テレビ 2025年1月30日)