乾燥する季節に入り、宮崎市消防局管内では、2024年の同じ時期を上回るペースで火災が発生している。1月に入ってからは毎日のように乾燥注意報が出ており、普段以上に火の扱いに注意が必要だ。

乾燥注意報と火災発生件数

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1月22日、宮崎市で発生した火災。テレビ宮崎本社の情報カメラにも、住宅街に立ち上る煙が映っていた。

消防が到着する前に撮影された映像がある。軒下から褐色の煙が噴き出している様子が映っていた。撮影した人は、近隣住民に避難を呼びかけながら安全な所に移動したとの事だ。

宮崎市消防局予防課 上米良悠司係長:
中は煙が充満している。屋根裏付近まで煙に覆われている状況。一定の温度に達すると、今度は「煙」から「火」に燃え広がっていく。

テレビ宮崎の情報カメラでも最初は煙だけが映っているが…

時間が経過すると、炎が上がるのが確認できる。

宮崎市消防局予防課 上米良悠司係長:
可燃性のガス、一定の温度、酸素が揃うと一気に燃え広がる。木材だったら保有する水分量が減るので、乾燥すると燃え広がりやすい。

宮崎県内では、2025年に入って1月22日までに、乾燥注意報が出ていない日は2日間のみ。宮崎市消防局管内の1月の火災発生件数は、23日までで18件と、すでに前年同月の発生件数を上回っていて、消防では暖房器具など火の取り扱いに注意するよう呼びかけている。

(テレビ宮崎)

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