中国・広東省深センで2024年9月、日本人児童が刺殺された事件で、中国人の男に死刑判決が言い渡された。

日本の外務省によると、中国の裁判所は24日、「インターネットで注目を集めるために刃物で何ら罪のない児童を殺害した、極めて悪辣(あくらつ)かつ重大な犯行」と指摘し、鐘長春被告(45)に死刑判決を言い渡した。

金杉憲治駐中国大使:
被告人から被害者のご家族、弁護士、在中国日本国大使館と話したいとの発言があったが、全体を通じてこれ以外に日本についての言及は一切なかった。

中国では、江蘇省で日本人親子が襲われ、中国人女性が殺害された事件でも、男に死刑判決が言い渡されている。

いずれも日本人を狙った犯行かどうか明らかになっておらず、現地の日本人の不安は拭えないままだ。