アメリカのトランプ大統領とイタリアのメローニ首相の対立が深刻化し、外交問題に発展しています。
トランプ大統領は19日、NBCニュースの取材に対し、メローニ首相について「彼女は私の大ファンだったが私は彼女にファンでいてほしくない。海峡問題に関与しなかったからだ」と述べ、ホルムズ海峡をめぐる対応への不満をあらわにし、改めて批判しました。
両首脳をめぐっては、トランプ氏が19日に放送されたイタリアのテレビ局のインタビューで、G7サミットの場で「メローニ氏から一緒に写真を撮ってほしいと懇願された。正直、撮らなくても良かったが、かわいそうだから撮ってあげた」などと発言したと伝えられています。
これに対しメローニ首相は自身のSNSに動画メッセージを投稿し、「発言は完全にでっち上げで、正直あきれている。なぜ同盟国にこのような振る舞いをするのかわからない」と反発しました。
そのうえで、「私もイタリアも懇願したことは一度たりともない」と述べ、トランプ氏を強く批判しました。
さらにタヤーニ外相は、「イタリアへの侮辱だ」として、21日から予定していたアメリカ訪問を見合わせると発表しています。
トランプ氏とメローニ氏は、かつて盟友とも呼ばれていましたが、イランでの戦闘をめぐってトランプ氏がローマ教皇の発言を批判したことなどをきっかけに関係に亀裂が生じていて、今回の応酬で対立はさらに深まっています。
