千葉ロッテマリーンズからメジャーリーグ・ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した佐々木朗希投手(23)が入団会見に臨んだ。
紺色のスーツと鮮やかな“ドジャーブルー”のネクタイ姿で会見場に姿を見せた佐々木投手は、壇上でドジャースのユニフォームに袖を通した。背番号は11だった。
佐々木投手は冒頭、ロサンゼルスが史上最悪とも言われる山火事の災害に直面している事を受けて、「ロサンゼルスの街全体が大変な時に、多くの方にお集まり頂き有り難うございます。会見開いて頂いたドジャースの皆様に感謝致します」と感謝を述べた。
そのうえで、「きょうこうしてドジャースのユニフォームに袖を通してみて、改めてゼロからスタートするんだと身が引きしまる思いです。
今回のMLB移籍に際し、自分のような実績のない選手に対して、たくさんの球団から熱心に声をかけて頂きました。自分のために時間を割いて頂いた多くの球団関係者の皆様に感謝しています」と話した。
“令和の怪物”獲得に名乗りを上げたメジャー球団は20にも上るが、「自分が選手として一番成長出来る場所を純粋に選ぶことができる一生に一度の機会に、楽しみをかみしめてこの1ヶ月間を過ごしました。
どの球団にもそれぞれ魅力を感じたので一つを選ぶのは難しい決断でした」と述べた。
さらに、「いろいろな意見があるのは重々承知しています。ただ、ここに来ると決めた以上、今自分が出した結論がベストと信じて、自分が定めた目標を信じて、自分の可能性を信じてくれる人のために、前に進んでいきたいと思います」と決意を述べた。
アメリカメディアによると契約金は650万ドル、日本円で約10億円で、この25%の約2億5000万円が譲渡金としてロッテに支払われるという。