兵庫県を訪問中の天皇皇后両陛下は、阪神・淡路大震災の経験を活かし、被災地の支援などに取り組む人たちと懇談されました。
17日午前10時過ぎ、両陛下は神戸市内の施設を訪れ、震災の経験を活かし、災害時に避難所となった学校への支援を続ける教職員などと面会されました。
このチームは、能登半島地震の直後にも現地入りしていて、両陛下は教員らに「すぐに行かれたんですね。現地に入られていかがでしたか」「心のケアも大切ですか」などと尋ねられました。
また、震災の経験を受け継ぐため、地元の住民から聞き取り、発信している名門・灘高校の生徒とも懇談し、「語り部活動をするきっかけはあったのですか」「どんなことが印象に残っていますか」などと尋ね、「若い力は大きいですね」「世代間の交流はとても大切なことですね」と語りかけられました。