2025年で50周年を迎えるサンリオのキャラクター「マイメロディ」。東京・豊島区にあるサンリオのショップには、記念の限定グッズを手に入れようと大行列ができていた。その一方で、ファンではない人物による悪質な行為も相次いでいたーー。

道端で堂々と行われていた現金のやり取り

9日からアニバーサリーショップがオープンするとあって、東京・豊島区では朝から長い行列ができていた。

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お目当ては、もちろんマイメログッズだ。

20代:
一番欲しかったのは、マイメロディの虹ってやつです。
売り切れでした。

1人につき1種類1個までとなっているが、一部は早くから売り切れとなった。
購入者の中には転売が疑われる人物もいたという。

20代:
いっぱい買ってるなと思うことはある。
ハローキティ展とかも転売ヤーが多いので、本当に欲しい人の手に渡ってほしいなと思います。

店側が転売目的での購入を控えるよう呼びかける中、道端で堂々と行われていたのは現金のやり取り。

限定グッズを購入したとみられる女性が男性から受け取っていたのは、何万円分ものお札だ。

どういういきさつでのやり取りだったのか。スタッフが直撃したが、答えは返ってこなかった。

別店舗でも20袋以上持った“外国人集団”が…

さらに、「イット!」は原宿の店舗近くでも取材した。

大量の袋を集めている外国人らしき集団
大量の袋を集めている外国人らしき集団

そこで目にしたのは大量の袋を持った外国人とみられる集団で、袋は既に1人では持てないほどの量だった。

グッズを持ってきた人物は、荷物の番をしていた人物とスマホ同士を重ね合わせるようにして何やらやり取り。

そして、すぐに再び列に並び直す様子が見られた。商品をさらに買うつもりのようだ。

積み上げられた紙袋はなんと20袋以上だった。
取材班はその場で「個人で使用する量ではないが?」と本人に話を聞いたが、終始無言だった。

しかし「転売では?」と質問すると…。

グッズを大量購入した人は、「ノーノーノー」と否定した。

フリマサイトで定価の1.5倍以上で出品

店舗やオンラインショップでは1体3894円で販売されている限定ぬいぐるみで、8種類全てを買うと、3万1152円となる。

しかしフリマサイトを見てみると、全8種類のセットが定価の1.5倍以上の5万円近い価格で出品されていた。

中国語表記で「メロディ」と書かれたものも…
中国語表記で「メロディ」と書かれたものも…

商品の名前とともに、中国語表記で「メロディ」と書かれたものもある。

「イット!」の取材にサンリオは、「今後も安心してお買い求めいただけるよう対策の強化を検討・準備しております」とコメントしている。
(「イット!」 1月9日放送)