全力で猫を呼ぶ子供が話題

さまざまな愛くるしい姿を見せてくれる動物たち。餌をあげたり撫でたりと、かわいがりたくなる。 

しかし、そのやり取りの前には、まず動物と仲良くなる必要が…

今、野良猫と仲良くなるために全力で行動する女の子の写真が、かわいいとTwitterで話題になっている。

それがこちら。

猫を呼んでいる。

漫画のアシスタントをしている寺田ケンイチさん(@teradakenichi)が、このコメントと共に投稿した写真には、地面にうつ伏せになりながら、左手を伸ばして手招きしている5歳の娘さんの様子が。

その伸ばす左手の先には、車の前で寝そべっている猫の姿が確認できる。

この記事の画像(4枚)

この全力で野良猫を呼ぶ女の子の様子に、投稿には「猫を呼ぶのにここまで全力を尽くす子は初めて見たわ」「胸がぎゅっとするほど可愛いです」「猫目線素敵すぎる」といったコメントが並び、14万2000のいいねがつく大きな反響となった。(9月3日時点)

なぜこのような体勢になったのか?仲良くなるには同じ目線で、とは言うが気になるのはその後。猫と仲良く触れ合うことはできたのだろうか?

投稿者である父親の寺田ケンイチさんに話を聞いた。

猫の目線に合わせるために自然と

ーーこんな体勢になった経緯を教えて

保育園に行く途中で、近所の猫を見つけると私が自転車を止めて、時間に余裕があれば娘に見せたり声をかけたりするのですが、毎回逃げるかなかなか寄ってこないので、当日は怖がらせないようにかなり距離を取ったのかもしれません。


ーー最初から、うつ伏せの体勢で挑戦した?

猫への声かけに夢中になり、だんだん姿勢を低くしていき、最終的に寝そべってしまいました。
まったく猫が反応しないので、猫の目線に合わせたかったようです。

はじめはしゃがんで声をかけていて、だんだん視線を下げていってそこから寝そべってと、呼ぶまでトータルで5分くらい、寝そべってから1〜2分くらいだと思います。写真は「ねこちゃーんおいでー」と言ってます。

娘さん「ねこちゃーんおいでー」
娘さん「ねこちゃーんおいでー」

父「自分も子どもの頃同じことをしてた」

ーー娘さんのその様子を見て、お父さんはどうしてた?

だんだん姿勢を低くしていく姿がかわいく、また、猫に夢中で必死さも伝わって来たので、当日は曇りで早朝でアスファルトも熱くなく交通量もないので、安全と判断して見守ることにしました。

自分も子どもの頃同じようなことをしてたなと思い出し、懐かしく娘がかわいく思いました。


ーーTwitterで大きな反響があったが?

ツイッターの反響はあまりに日常の風景なので、たくさん反応をいただいて実感が湧かないという感想です。


ーーちなみに、猫は来てくれたの?

猫は何かの拍子に車の下に。娘も保育園の時間だったので、残念ながらその場をあとにしました。
 

呼びかけられる猫
呼びかけられる猫

時間に余裕がある時には挑戦しているという、娘さんの猫への呼びかけ。毎回逃げられてしまい、「あーあ猫ちゃん、行っちゃったね」と娘さんはガッカリしているとのことだ。見守る寺田さんも「いつか触れあえたらいいんですが」と話している。

娘さんは、歌やダンス、おしゃべりが好きな活発な女の子だという。動物好きで特に猫が好きということもあり、今回は“猫と仲良くなりたい”という気持ちを全力で行動に表してくれたのだろうが、この強い思いが猫に届く日もそう遠くないのではないだろうか。

 

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プライムオンライン編集部
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