“オタク婚活”サイトで、クレジットカードの利用停止をめぐる騒動がSNSで波紋を広げている。
婚活支援サイト「アエルネ」が、VISAカード決済の停止を突然通告したが、2日後に決済代行会社から一転、決済継続できる旨の連絡があったという。いったい、何があったのかーー。

“オタク婚活”サイトでクレカ利用停止めぐり波紋

発端は12月14日、婚活サイト「アエルネ」がホームページで公開したお知らせだった。

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「急なお知らせで大変恐縮ですが アエルネでVISA(ビザ)カード決済が停止するとのご報告を受けました」

決済代行会社から、早ければ2日後にVISAカードでの決済ができなくなるとの連絡があったと発表された。

「アエルネ」は、“オタク”趣味を持つユーザー同士をマッチングする婚活支援サイトで会員数は累計7万人、これまでに1000組を超えるカップルの結婚が成立しているという。

そんな“オタク婚活”サイトで起きた突然の「クレカ決済停止」の発表。

SNSでは、「カード会社によるオタク排除だ」「オタク偏見だ」といった投稿が相次いだ。

そして、街からも様々な声が上がった。

20代:
好きなものを否定されている気持ちになるので悲しい。

20代:
そう拒絶みたいにされるのはちょっと。オタクも恋愛したいし…。

20代:
コンテンツを、しっかり一つ一つ見極めて判断していただければいいんじゃないかな。

そうした中、決済停止の発表から2日後(16日)、代行会社から一転、VISAカード決済が継続できる旨の連絡があったという。
「アエルネ」によると、決済停止を通告された理由などについて説明はなかったという。

なぜ、このような事態が起きたのか?
クレジットカード事情に詳しい専門家はこう指摘する。

消費生活ジャーナリスト・岩田昭男さん:
成人向けコンテンツといったものがあまりにもひどいということであれば、業者側から(クレカ決済)ストップがかかることもあり得る。
今ままでもそういうこと結構あった。良俗っていうのが一つの基準にはなりますよね。

今回の件についてVISAカードは、イット!の取材に、「決済規制に関しては、加盟店や決済代行会社が行い、VISA側で判断して決めることはありません」。

一方、代行会社は「社外秘なので、回答は差し控えさせていただきます」とコメントしている。
(「イット!」12月17日放送より)