12月8日、強い寒気が流れ込み、新潟県内は各地で雪が降った。この影響で、雪が原因とみられる事故も発生。関越道では車など5台が関与する事故が発生したほか、新潟市の新潟バイパスでは、軽自動車が単独事故を起こし、後部座席に乗っていた35歳男性が死亡した。運転していた男性は「路面がシャーベット状になっていてタイヤをとられた」と話しているという。
関越道で多重事故 当時は大雪・着雪注意報が…
12月8日に新潟県魚沼市の関越道で撮影されたのは車体が破損した2台の車。
この記事の画像(7枚)撮影した人は「スリップ事故で…多重事故。暗かったので、気付かず、本当に避けようがないくらい。発炎筒も何もたいていなかったので、ぶつかってしまった」と話す。
警察によると、20代女性の運転する普通乗用車が中央分離帯に衝突し、後続の車やトラック、マイクロバスなどが追突。5台が関与し、20代女性が軽いケガをした。
また、事故当時、魚沼市には大雪と着雪注意報が出されていた。
新潟バイパスでは死亡事故「路面がシャーベット状に…」
事故は新潟市中央区の新潟バイパスでも発生した。
12月8日午後11時半前、追い越し車線を走っていた軽自動車が道路の左側にある防護壁に衝突。
車には4人が乗っていて、後部座席に座っていた栗原佑太さん(35)が車の外に投げ出されて死亡し、ほか3人も重軽傷を負った。栗原さんはシートベルトをしていなかったという。
運転手の男性(31)は「路面がシャーベット状になっていてタイヤをとられた」と話している。
警察は過失運転致死の可能性も視野に、車の速度がどれほど出ていたかなどを捜査している。
また、軽自動車のタイヤは冬用タイヤだった。
降雪シーズンが本格的に始まったが、雪に慣れていない時期だからこそ車の運転には十分な注意が必要だ。
(NST新潟総合テレビ)
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