「サラダ記念日」で知られる福井県ゆかりの歌人俵万智さんが7日、自身のSNSに「電車通学していた高校時代、ここが最寄り駅でした」と田原町(たわらまち)駅の看板の前で撮った写真を公開し「本名?そんなことある?」などと驚きの声が上がった。

中学、高校時代を福井で過ごした俵さん。通っていた県立藤島高校の最寄り駅はえちぜん鉄道三国芦原線の田原町駅で、名前と最寄り駅が「たわらまち」で同じ響きであることを知っている福井県民は少なくない。

ただ、7日に俵さんが自身のXで「たわらまち」とひらがな表記された看板の前で撮った写真に「電車通学していた高校時代、ここが最寄り駅でした」と添えて投稿すると、たちまち話題に。
電車通学していた高校時代、ここが最寄り駅でした☺️ pic.twitter.com/QuNpMD0jSA
— 俵万智 (@tawara_machi) December 7, 2024
「感動的なくらいの偶然スゴすぎる」「なんだ、ペンネームだったのかと調べると やはり本名 そんなことある??」などと偶然の一致に驚きのコメントが多数寄せられた。

俵さんは還暦を迎えた2023年、秋の褒章を受章した際のインタビューで、最初の歌集「サラダ記念日」に出てくる「ふるさと」はすべて福井であることを明かしている。

「離れてみて、福井の良さ、当たり前に思っていたことが当たり前ではなかったとすごく感じた」と話していた。

その中で「自然が豊かで山があり、海があって、そばがおいしくて、2両編成のあたたかい電車が走っていることが、離れてみて、すごく素晴らしいことだったと感じる」と電車通学時代の思い出も語っていた。