18日、奈良市の霊園で土の中から手首が出ている状態の遺体が見つかった。 遺体は成人女性とみられるが、一体何があったのか。

■「土の中から人の手首みたいなものが見える」未使用の墓地に遺体

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18日午後2時半ごろ、奈良市富雄元町霊園で、職員から警察に通報があった。

通報:墓地の一角の土の中から人の手首みたいなものが見える。

 警察によると、遺体は、墓石が建っていない未使用の墓地で見つかった。遺体の大部分は土に埋まっていたが、右手首とみられる部分など体の一部が出ていたということだ。

警察の捜索を見た業者:暗かったしあんまり見えなかったけど、人を寝かしたぐらいの土を(警察が)掘り起こしていた。

遺体は成人の女性とみられ、服を着た状態だったが、目立った外傷はなかったということだ。

■現場には土を掘り起した跡 死体遺棄事件として捜査

一体誰が、いつ霊園に遺体を運び込んだのか。

記者リポート:霊園の入口は夜間も施錠されておらず、遺体が見つかった墓地のすぐそばまで車で入ることが可能だということです。

遺体が見つかった霊園は近鉄奈良線の富雄駅からおよそ500メートル。周囲には住宅が建ち並んでいる。遺体は、霊園の東側の一角で見つかり、現場には土を掘り起こした跡があったということだ。

警察の捜索を見た業者:日中は人がお墓参りでいるが晩はいない。晩にきて掘ったんちゃう。

 警察は死体遺棄事件とみて付近の防犯カメラの映像を分析するなどして捜査を進めるとともに、遺体の司法解剖を行い身元の特定を進めている。