細い路地を抜けた先に見えてきたのは、一見するとただのアパート。

この記事の画像(9枚)

しかし、部屋の中に広がっていたのは動物の骨や、化石などが展示された不思議な空間。ここは、空きアパートを丸々活用して作った手作り科学館です。

「手作り科学館Exedra」館長・羽村太雅さん:
今、空きアパートとか、空き家っていうのは社会問題の1つになっていて、そういうところをうまく利活用することで、場作りができたらその方が有意義だなと。

この科学館を作った羽村太雅(はむら・たいが)さん。空き家問題の解消とともに、科学を広める活動を行っています。

また、この科学館のテーマは他にも…。

「手作り科学館Exedra」館長・羽村太雅さん:
これ見てごらん?これなんでしょう?

子ども:
ワニ。

「手作り科学館Exedra」館長・羽村太雅さん:
おぉ、いいねぇ。正解。噛まれとく?

子ども:
え?

大切なことは、“見る”だけではなく、“ふれる”こと。

そして、“科学が発展すれば、世界が広がり、みんなの夢をかなえる力になる”こうした思いを持って、活動を続けているのです。

「手作り科学館Exedra」館長・羽村太雅さん:
科学のことを多くの人に知ってもらおうと、我々の活動は科学の応援団を作る活動なんですよね。

学生時代から、多くの“科学イベント”を開催していた羽村さん。今では子供たちを集めて、様々な実験をする研究部を作ったりしたほか、活動の幅を広げています。

「手作り科学館Exedra」館長・羽村太雅さん:
我々としては、科学の探究をする仲間を育てられたら良いなと思っているので、あの子達の中から、そんな仲間が現れてくれたらうれしいな思っている。

空き家問題の解消とともに、科学を広める、羽村さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」10月17日放送より)