テレビ宮崎では、2024年に入社したアナウンサーが、若い世代の目線で選挙の仕組みを解説してきた。今回の取材を通して、若い世代にとっては「そもそも選挙とは何か」「投票の仕方がわからない」という根本的な課題が浮かび上がった。

投票率向上へ様々な取り組み

今回、河合アナウンサーが取材したのは、大学生が考えたプロジェクトだ。

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河合皓稀アナウンサー:
私が取材したのは「投票所はあっちやがプロジェクト」看板を使って「選挙にいこう」と呼びかけるプロジェクトです。どんな思いで活動しているのでしょうか。

衆院選公示前の10月13日に集合した宮崎市の大学生たち。NPO法人、ドットジェイピー宮崎支部のメンバーだ。

NPO法人ドットジェイピー宮崎支部 度島花音代表:
他の支部でもやっていて、楽しく身近に感じてもらいたいという思いがあって、学生で盛り上げていきたいなという思いがあって参加した。

プロジェクトの目的は、若い世代に投票に行ってもらおうというもの。10月27日、日曜日、衆院選の投票日には、学生が商店街や街を歩いて投票を呼びかける。看板を作ったのは宮崎大学、宮崎公立大学、宮崎産業経営大学の学生7人。みんなで、どこでどのように活動するか考えた。

こうして完成したのが「手ぶらで投票できます」「政治が動く日」「今日です。選挙。」などと書かれた、矢印の形の看板。宮崎市の6つの店舗が置いてくれることになった。

NPO法人ドットジェイピー宮崎支部 度島花音代表:

スタッフの中でも選挙の日を知らなかったとか、興味が低い人がいたが、政治に参加しようという意欲が湧いた子もいて、参加してよかったと思う。

宮崎の選挙を「お祭り」にすることで投票率を上げよう!というアイディア。選挙を楽しんで、選挙を皆で作って選挙を新たな出会いの場所にすることを目指す。

NPO法人ドットジェイピー宮崎支部度 度島花音代表:

日本人は政治の話をするのが一部に限られていたりだとか、意識が高い人だけがやるものだと思っていて、日常的に政治に関することを話していける社会になったらいいなと思います。

投票所あっちやがプロジェクトは、投票日・10月27日の午前10時に宮崎駅を出発し、投票所のある宮崎市役所にむけて2時間ほど歩く予定だ。少しでも投票率の向上につながってほしい。

(テレビ宮崎)

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