2024年8月以降、首都圏で闇バイトを通じた強盗事件の発生が相次いでいるのを受け、鹿児島でも防犯グッズの売れ行きや問い合わせが増加している。中でも窓ガラスのフィルムや補助錠などは、昨年と比べ売り上げが約5倍に増えているという。

補助錠など防犯グッズの売上増

2024年8月以降、首都圏で相次ぐ強盗事件では闇バイトの関連が疑われていて、死者やけが人が出る事件も発生している。

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目立つのは、住宅の窓ガラスを割って家に侵入するケースだ。
鹿児島市にある「ホームセンターきたやま」では、事件の報道を受け、防犯グッズの売れ行きや問い合わせが増えている。

中でも窓ガラスのフィルムや窓の鍵を二重にする補助錠などは、2023年の同じ時期と比べ、売り上げが約5倍に増えている。

同店のDIYアドバイザー・喜多栄次さんは、フィルムについて「ハンマーで外から割ったとしても飛び散らない。さらにたたいても砕けない」とその効果について語る。

このほか防犯カメラと、人が通っただけで明かりがつくセンサーライトの売り上げも増えている。

さらに「防犯砂利」と呼ばれる商品も。ふつうの砂利を踏んだときと音を比べると、明らかに大きな音がすることから、家の敷地にまくことで不審者の侵入を足音でキャッチし、気づきやすくなるという利点がある。

鹿児島でも高まる防犯意識 防犯グッズで抑止効果を

防犯グッズを買いに来た人に話を聞くと、「最近、関東の方が物騒なので、普通の窓ガラスだったら簡単に割れる。強盗は強引に入ってしまうから対策をできるだけしようと思う」と、防犯への高い意識を感じさせた。

京田賢一副店長もそのことを実感しているようで、「防犯の方はお客様の意識が高まっていて、問い合わせも普段の2、3倍増えている。まずは抑止効果を発揮するのが一番大事」と語った。

相次ぐ強盗事件を目にして不安に感じている人が増え、防犯グッズの売り上げ増につながっているようだ。予期せぬ犯罪から身を守るため、近隣とも連絡を取り合いながら防犯に努めるとともに、防犯グッズを効果的に使用することで、安全に暮らしていきたい。

(鹿児島テレビ)

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