選挙の豆知識をご紹介。今回は「小選挙区の区割り」について。2024年の衆議院選挙から変更になったが、そもそも、どうして?
全国で10増10減
2024年の衆議院選挙から、全国の「小選挙区」が「10増10減」となった。福島県や宮城県、新潟県など10県で1つずつ減り、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県の5都県で10増となった。
東京が「25」から「30」に、神奈川が「18」から「20」となり、そのほかは定数が1ずつ増加しています。

票の重みを平等に 課題も
これはいわゆる「一票の格差」を是正するための法律(改正公職選挙法)に基づく変更だ。
1人の議員を当選させるために必要な有権者の数が、一方は10万人、もう一方は20万人となれば、「票の重み」が異なってしまうので、それを平等にするという考え方に基づいている。

ただ、人口が少ない地域であまりに選挙区が広くなってしまうと、その地域の正確なニーズがとらえきれないという課題もある。
(福島テレビ)