アニメ制作会社の社長が、高知・大月町で収穫される「河内晩柑」という珍しい柑橘に魅了され、直々にコラボを依頼した商品が今、人気急上昇している。
かわいらしい猫のパッケージが目印
大月町の道の駅「ふれあいパーク大月」でいま、人気急上昇中なのが「ばんかんゼリー」。地元で収穫される「河内晩柑」という珍しい柑橘をゼリーに加工した商品だ。

色は文旦やレモンに近いが、味はポンカンの甘さを濃厚にしたような印象とのこと。
商品のパッケージに描かれているかわいらしいイラストは、アニメ『ねこに転生したおじさん』に登場する猫。アニメと、ばんかんゼリーのコラボ商品だ。

道の駅大月の山本将吾さんによると、小才角の大月町文化教育交流拠点COSAという施設と、この『ねこに転生したおじさん』のアニメを制作する「studio EIGHT COLORS」とは元々交流があり、そのご縁でコラボが実現したのだという。
制作会社社長が晩柑に魅了され発案
『ねこに転生したおじさん』のアニメ制作を手掛けるのが、高知市にある「studio EIGHT COLORS」。

社員は若者を中心とした30人あまり。タブレットなどを駆使して作業に没頭している。
交流があった大月町で2年前に初めて晩柑を食べ、その味に魅了されたという宇田英男社長が、自社が制作するアニメとのコラボを発案した。

宇田社長は、高知県でアニメ制作をしている中で、「せっかくだから高知県の名産品・食べ物とコラボできたらいいな」と思い、ぱっと思いついたのが「ばんかんゼリー」とのコラボだったそう。
アニメとのコラボで、高知のおいしいものの全国発信にまたひとつ期待がかかる。

アニメ『ねこに転生したおじさん』は、フジテレビ系列の昼の情報番組「ぽかぽか」で10月7日から毎週月曜日の午後1時台に放送されている。
(高知さんさんテレビ)