――最近習ったもので、1番書くのが嫌いな漢字は?

「軽」です。車偏をまっすぐ書くのが難しいです。

むしろ漢字を覚えられそう…?

漢字が苦手な息子さん。「えんぴつダブルくん」を発明する前は、どんな様子だったのだろうか?

オフペンさんにも話を聞いてみた。

枕カバーに入る息子さん(当時6歳) 
枕カバーに入る息子さん(当時6歳) 

――「えんぴつダブルくん」を見てどう思った?

笑いました!そして「嫌い」がここまで原動力になることに驚き、形にしたことに対して純粋に感心しました。

ただ、もちろん学習はなんでも数をこなすのが大切なので、効率を求めるものではないということは本人に伝えました。半分褒めて、半分諭したような感じです。

大人になると、仕事や社会ではとにかく効率性や革新性が求められますので、この自由な発想や行動力を大切にしてほしいと思っています。


――これまでは頑張って漢字を書いていたの?

彼は、漢字が本当に嫌いなようです。夏休みにも、大量に漢字の書き取りの宿題が出たのですが、これを終わらせるのは本人も、そして私たち夫婦も苦労しました。

毎回、特に彼のモチベーションを引き上げるのに相当時間を費やしています。

夏休みの宿題で息子さんが描いた水彩の富士山
夏休みの宿題で息子さんが描いた水彩の富士山

――息子さんはどんな性格?

自分の中に独創的な世界が広がっていて、興味があることは深く追求して、マシンガンのごとく喋り続けています。

そのため、ややコニュニケーションが一方通行になりがちですが、昔から誰とでも気さくに喋れる性格で、この外向きの性格は大人になっても変わらないでほしいですね。

モデルガンをかまえる息子さん
モデルガンをかまえる息子さん

――この装置の他にも、面白いものを発明していたことはある?

彼は工作が好きで、普段からいろいろなものを作っています。

最近はモデルガンをブロック(レゴ)で作っているのですが、マガジンを装填して、しっかり弾を打ち出せるようになっていました。

また、モールス信号にも興味があって、打電できる装置を自分でブロック(レゴ)で作っていました。ツーツツー、トントン…といった打電感がしっかりあり、動画などで符号を調べて遊んでいます。


――投稿の反響をどう思う?

思いの外、試したことがある方、似たような装置を作ったことがある方がいるのに驚きました!

また、この装置を使って漢字をマスに収めるには、より集中することになるので、むしろ漢字を覚えるのではないかとのコメントもあって、なるほどと思いました。

そして、ありがたいことに褒めてくれる方がたくさんいらっしゃいました。その言葉をそのまま息子に伝えたら、喜んでいましたので、それが彼の今後の意欲につながればうれしいですね。

オフペンさんは息子さんについて「普段から私に叱られることも多い彼ですが、思ったことは割となんでも話してくれているようで、このまま仲良しな親子でいたいですね」ともコメントした。

「嫌い」がエネルギーになって発明品が生まれたように、これからも息子さんの創造力で、ふとした時に皆をクスっとさせることだろう。

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プライムオンライン特集班
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