群馬の「草津熱帯圏」で、回し車と土台の間で“二足立ち”するように寝ているハムスターをカメラが捉えた。飼育員は、他のハムスターが寝ている間に回し車を動かし、挟まったのではないかと推測。また、外敵から身を守るため、狭いところに隠れる習性もあるという。

回し車と土台の間で“立ち寝”

群馬・吾妻郡の動物園「草津熱帯圏」で17日、飼育員も驚く珍しい瞬間が撮影された。

隙間で器用に立ち寝するハムスター(提供:草津熱帯圏)
隙間で器用に立ち寝するハムスター(提供:草津熱帯圏)
この記事の画像(11枚)

なんと、回し車の隙間にハムスターが挟まっていたのだ。飼育員はその様子について、「2本足で立って寝てるような感じ」と、ハムスターが二足立ちのまま寝ていたと話す。

熟睡中のハムスター(提供:草津熱帯圏)
熟睡中のハムスター(提供:草津熱帯圏)

周囲には、お客さんの声や他の動物の鳴き声も聞こえザワザワしているが、ハムスターは眠気の方が優っているようで熟睡しており、深い眠りにつき、起きる気配がない。

リスには、暑さを逃すために冷たいものに体を密着させる習性もあるが、このハムスターも、暑さを逃すためにやっているのだろうか。

寝てる間に挟まった?“隠れた”習性も

飼育員は、「回し車の回る部分と土台になっている部分の隙間というんですかね。そこで寝てた時に他のハムスターが回し車を回しちゃって、伸びるような形になっちゃったのかなと」と推測している。

必然的に立ち寝になったとみられるハムスター(提供:草津熱帯圏)
必然的に立ち寝になったとみられるハムスター(提供:草津熱帯圏)

暑さを逃すわけではなく、予期せず持ちげられてこのような格好になってしまったという。

また、習性も関係しているようで、「元々あの狭いスペースで寝るのが好きな子。自然界だとどうしもちょっと弱い立場にある。ちょっと狭いところを見つけて隠れるような習性がありますね」とも語っている。

元々狭いところを好むハムスター(提供:草津熱帯圏)
元々狭いところを好むハムスター(提供:草津熱帯圏)

外敵から身を守るため、“狭いところが大好き”なハムスター。しばらく立った状態で寝続けたようだが、その後、いつも通りの姿勢に戻り、また寝始めたという。
(「イット!」 9月19日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(11枚)