■万博の新たな目玉「火星の石」

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来年開催される大阪・関西万博。

その新たな目玉として、”火星の石”が展示されることがわかった。

ラグビーボールほどの大きさの、黒くごつごつした石。

これは、日本の観測隊が発見した「火星の石」で、来年開催される大阪・関西万博で展示されることがわかった。

■前回の「月の石」は5時間待ち! 今回は…?

「万博」と「石」と言えば、1970年に開催された大阪万博

パビリオンへ向かう人たちは、「どこへ行く?」という取材に対し、走りながら「アメリカ館!」と叫ぶように答えていた。

来場者が我先にと走り、アメリカ館の建物の外には長蛇の列が。

【来場者】(Qどれくらい待ちましたか)「1時間半です。まだ2時間くらいかかるんじゃないですか」

大きな話題となったのは、宇宙船アポロが持ち帰り、アメリカ館に展示された「月の石」。

その石見たさに、なんと5時間並ぶ人も。 まさに、大阪万博の「目玉」となった。

■数万年前に火星から飛来した、世界最大級の石とは、、、

来年の万博で展示される「火星の石」は、2000年に南極の昭和基地近くで発見。

重さは13キロと世界最大級で、国立極地研究所が調べたところ、数万年前に火星から地球に飛来した隕石だという。

■万博マニアの反応は・・・?

果たして万博の目玉となりうるのか。

神戸で自身のコレクションを展示中の万博マニアを訪ねた。

【万博マニア 藤井秀雄さん】「びっくりしました。昔は月の石で、今度は火星の石で勝負やなと」

小学6年のころ大阪万博の魅力にはまり、11回も会場に足を運んだという藤井さん。

「月の石」も4時間並んだが、見られたのは一瞬だった。

【万博マニア 藤井秀雄さん】「どんな形で見れるのか、近くでじっくり見れるものと思っていたけど、すっと流れて行ってしまった。手前の宇宙船で、これで月に行ったんだ、はるか彼方に行ったんだという感動が大きかった」

 月の石よりも、宇宙船をみたことで宇宙への関心が高まったという。

■どんな形で披露されるのかが大事

【万博マニア 藤井秀雄さん】「(火星の石は)インパクトとしてはちょっと弱いのが、石を持って帰って来たんじゃなくて。(南極に)あったんだという驚きのほうが大きくて。背景的なことを伝えて持ち上げることで、子供たちの宇宙に対する意識は変わってくるんじゃないかと思います」

石だけではなく、ほかの展示も大事だと語る藤井さん。

果たして、どんな形で私たちに披露されるのだろうか。

(関西テレビ「newsランナー」2024年9月16日放送)

関西テレビ
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