韓国を訪問している岸田首相が6日、尹錫悦大統領と“最後の首脳会談”を行った。同行の若田部記者の報告だ。

12回もの日韓首脳会談を重ねてきた岸田首相は、大きく改善した両国の関係について「歩みを進めていかなければならない」と強調した。

岸田首相:
尹大統領という信頼するパートナーを得て全力で取り組み、日韓関係、新たな章を開くことができたと感じています。

会談では、2025年の国交正常化60周年を見据えた協力の強化で一致し、入国手続きの円滑化に向けた検討などを確認した。

また、北朝鮮など地域情勢についても意見を交わし、拉致問題については「尹大統領から力強い支持を得た」としている。

さらに、両国政府は、第三国で有事などが起き、国民を退避させる場合に互いに協力する覚書を交わした。

首相として“最後の韓国訪問”となる岸田首相だが「これからもいかなる立場からも力を尽くしていきたい」と述べた。
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