陸上自衛隊の福知山駐屯地でレンジャー訓練中の隊員が死亡していたことが分かった。 ほかにも4人の隊員が入院している。

■20代の自衛官死亡 訓練は中止
福知山駐屯地によると、死亡したのは第7普通科連隊の3等陸曹の男性(20代)。 男性は駐屯地で実施されていた訓練に参加していて、今月23日、体調不良を訴えて入院し急性腎不全と診断されていたが、28日に死亡したという。 訓練は14人の隊員が参加し、今月19日から12月14日まで実施予定だったが、中止となった。
■別の4人の隊員が熱中症や急性腎不全で入院中 「痛恨の極み」と連隊長
また、今月21日から23日にかけて訓練に参加していた別の4人の隊員も熱中症や急性腎不全の症状で入院しているということだ。 第7普通科連隊の佐藤教人連隊長は「痛恨の極みであり、大変重く受け止めています。今後は再発防止のため原因を究明し、隊員の健康管理に万全を期していく所存です」とコメントしている。