8月27日、奄美地方に接近中の台風10号の影響で、断続的に激しい雨が降った東海地方。
愛知・田原市では、24時間の降水量が8月としては観測史上最大を記録しました。

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東海地方を襲った局地的大雨によって最も影響を受けたのが、東海道新幹線です。

利用客:
今まだホームに(新幹線は)止まっているんですか?
駅員:
今、730号はホーム上に止まっています。

27日は、大雨の影響により東海道新幹線で運転見合わせが相次いで発生。多くの乗客に影響が出ました。 
静岡県のJR浜松駅新幹線乗り場の前には、人だかりができ、愛知県のJR名古屋駅でも同様の光景が見られました。

「めざまし8」は、仕事で東京と大阪を往復する際に長時間の足止めを余儀なくされた、元NHKアナウンサーの藤井康生さんを取材。新幹線内での状況について話を聞きました。

元NHKアナウンサー 藤井康生さん
元NHKアナウンサー 藤井康生さん

元NHKアナウンサー 藤井康生さん:
生まれて初めての経験だったと思います。
かなり雨が強くなってきたという感じだったんですが、突然スピードがゆるくなって…。

藤井さんは、27日午前7時過ぎ、仕事で東京駅から新大阪行きの新幹線に乗ったものの、途中で運転見合わせに。到着が1時間遅れてしまったといいます。

元NHKアナウンサー 藤井康生さん:
焦るのは焦りますよね。

そして、なんと帰りの新幹線でも運転見合わせに…。

元NHKアナウンサー 藤井康生さん:
新幹線の窓から屋根から雨がたたきつけるような、その音が聞こえてくるような、そんな激しい雨でしたね。

JR東海によると、1時間で60㎜以上の雨が降った場合などに東海道新幹線の運転を見合わせる判断をするといいます。
鉄道ジャーナリストの梅原淳氏によると…。

鉄道ジャーナリスト 梅原淳氏:
東海道新幹線の線路のほとんどが土を盛ったその上に線路があるので、どうしても雨が土にたまって重い列車が通過すると崩れる可能性があります。なので(今後も)この規制はありますね。
(「めざまし8」8月28日放送より)