フランス・パリのイダルゴ市長は、エッフェル塔に設置されているオリンピックのシンボルマークを、レガシーとして大会後も保存したいと述べました。
これは地元ラジオ局のインタビューに答えたもので、シンボルマークのほかにも、開会式の演出で話題となった気球型の「空飛ぶ聖火台」や、歴史上の10人のフランス人女性の像についても「象徴的なオブジェ」であり、「残しておきたいものであることは間違いない」と話しています。
この点について問われたIOC(国際オリンピック委員会)は29日の会見で、「パリの人々や市長が決めることです。われわれが決定することではない」としたうえで、「シンボルマークを残してほしいかと言ったら、答えはイエスです」と強調しました。
「空飛ぶ聖火台」をめぐっては、インターネット上で恒久的な保存を求める署名活動が始まっています。
東京大会の際、台場に設置されたオリンピックのシンボルマークは閉会後に撤去されています。