東京の夜空を彩る夏の風物詩、隅田川花火大会。今年は約91万人の観客が集まり、多くの見物客が目を輝かせた一方、問題となっていたのが、禁止されている事前の場所取り行為だった。
事前の場所取り行為が横行
東京・墨田区で27日、約300年の歴史を誇る隅田川花火大会が開催された。

会場周辺には浴衣姿の人など約91万人が訪れた。群集事故などを防ぐため、DJポリスも出動したが、浅草駅前は人が動けなくなるほどの混雑ぶりとなった。多くの人が美しい花火を楽しんだ一方で、熱中症で搬送される見物客が続出し、120人が救急搬送されたという。

さらに問題となっていたのが、禁止されている事前の場所取り行為だ。花火大会前日の26日、打ち上げスポットの目の前には、テントやブルーシートがズラリと並び、事前の場所取りが禁止されているにも関わらず、少しでも近くで花火を見ようと場所取り行為が続出していた。
「暗黙の了解でやっている」開き直る人も…
取材班が、無断で場所取りをしていた見物客の男女に「場所取りは禁止ですが?」「撤去してほしい」と問いかけたが、2人はそれを無視し、シートを撤去することはなかった。

さらに別のグループは、シートの上で酒盛りをしていた。
場所取りをしていた人:
場所取り禁止なのは知っているんですけど、暗黙の了解でやっています。以上で!
――撤去してほしいなと…。
場所取りをしていた人:
承知しました。はい!これ以上NGで!
――なぜ場所取りをしているのか?
別の場所で場所取りをしていた人:
今から帰るので、帰っていただいて大丈夫です!ありがとうございまーす。早くどっか行って下さい。

警視庁によると、警察官の警告に応じない場合は威力業務妨害に当たる可能性もあるとして、パトロールを強化していくという。
(「イット!」 7月29日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(11枚)