ブルーベリーに関する耳寄りな情報が、X(旧Twitter)に投稿され話題になっている。
何度もすみませんが、暑さで水分が抜けシワシワになったブルーベリーは、見た目は悪いですが、甘さが凝縮され干し葡萄のように美味しいですよ

このようなコメントと共に投稿されたのは1枚の写真。日に照らされたブルーベリーは、まだ枝についているにもかかわらず梅干しのようにシワシワだ。
これはブルーベリー観光農園を運営する神奈川県の岩崎ファームの公式アカウント(@iwasakifarm)が撮影したもの。
担当者によると、この日の最高気温は35度を超えていたそうで、水分が抜けてしまうのも納得の暑さだったのかもしれない。

干し葡萄のような美味しさがあると聞くと、食べてみたいと思った人もいることだろう。しかしシワシワなブルーベリーには商品価値はないとして販売予定はないという。
ただし、農園でのブルーベリー狩りの際には食べることができるそうで、「超完熟の状態なので強い甘味を感じていただけます」とのことだ。
ユーザーからは「シワシワでも立派です!」「天然ドライフルーツ?」「それはそれで食べたいし!」などのコメントが寄せられ、14万件を超える「いいね」がついている(8月6日現在)。
暑い日が続くとシワシワに
多くのユーザーが興味津々なシワシワのブルーベリー。一体どれくらいの甘さなのか、岩崎ファームの担当者に聞いた。

――シワシワのブルーベリーが見つかるのはどのような条件の時なの?
梅雨が明けて雨が降らず暑い日が数日続くと、シワシワのブルーベリーが見つかりやすいです。
――農園全体に対してどのくらい割合であるの?
割合としては1%くらいです。最近はこうなる前に収穫し冷凍ブルーベリーにしてしまうので少ないかもしれません。

――普通の状態のブルーベリーに比べて、どれくらい甘い?
品種にもよりますが、普通の状態のブルーベリーも一般的に完熟していると甘いです。ハイブッシュ系は酸味と甘み、食感に優れ、ラビットアイ系は強い甘味が特徴です。
シワシワの状態になると、1.5倍くらい甘い感じです。
ラビットアイ系品種は8月が旬
――暑い日にブルーベリー狩りをする時の注意点は?
熱中症対策として帽子の着用やこまめな水分補給と休憩が重要と思います。

――ブルーベリーの旬は夏なの?
8月が旬のラビットアイ系品種は日本で一番多く作られ、盛りという点では今が旬です。
――夏におすすめしたい、ブルーベリーの食べ方などがあれば教えて。
コールドスムージーは爽やかな味わいでおすすめです。
何度もすみませんが、暑さで水分が抜けシワシワになったブルーベリーは、見た目は悪いですが、甘さが凝縮され干し葡萄のように美味しいですよ pic.twitter.com/qaX13CzTzc
— 岩崎ファーム (@iwasakifarm) July 21, 2024
暑い時期でも農園全体に対して1%と、ちょっぴりレアなシワシワのブルーベリー。どんな味なのか気になった人は、ブルーベリー狩りに行って探すのも楽しそうだ。