ついに21日開幕した夏のインターハイ。今回は初めての大舞台に挑む大分商業高校バレーボール部を紹介。チームには注目ポイントが2つある。

約1か月かけて行われる高校生アスリートの夢の祭典「インターハイ」。
2024年は11年ぶりに北部九州を舞台に連日、日本一をかけた戦いが展開され、大分も開催地の1つとなっている。
そんなインターハイのバレーボール競技は、大分県で開催される。大分商業の選手たちも闘志を燃やしている。

バレーボール競技の女子は、7月25日に開幕し、中津市や日田市を舞台に全国の強豪が高校日本一をかけて熱いバトルを繰り広げる。
そして、大分商業は26日に初戦を迎え、岩手県の盛岡誠桜と対戦する。

大分商業3年・大村夏生選手
大分商業3年・大村夏生選手
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ゲームキャプテンの大分商業高校3年・大村夏生選手は「1・2年生の意識を高く上げられるように、自分たちから声を出したり周りに声掛けをするなどしてチームの雰囲気を高めていっている」と頼もしい様子だ。

全国準優勝を果たした「期待の新戦力」が加入

間近に迫った大舞台に向けて順調な仕上がりを見せている大分商業。
そのチームの注目ポイントの1つ目が「期待の新戦力加入」である。

この春、大分商業には9人の新入生が加入。
その中でも、注目は身長176センチ・最高到達点290センチの安藤美空選手と、166センチながらパワーあふれるスパイクが魅力の小田原明日香選手の2人。

新入生・安藤美空選手
新入生・安藤美空選手

大分商業高校1年・安藤美空選手:
「中学の練習と比べてとてもきついですが練習がきつい分試合で自分に自信を持ってプレーができる。自分の強さである高さを活かして頑張りたい」

新入生・小田原明日香選手
新入生・小田原明日香選手

大分商業高校1年・小田原明日香選手:
「強い高校と練習試合をして自分のプレーがうまくなっていくのを感じられるときが楽しい。自分自身の最高を出して自分らしく大商らしいプレーをして1勝でも多く勝ちたい」

中学校時代の2人
中学校時代の2人

2人は中学時代に大分県選抜にも選ばれ全国準優勝を果たした。6月行われた県高校総体では入部して、わずか2か月ながら早速、レギュラーに抜擢。
絶対女王・東九州龍谷を相手に敗れはしましたが大接戦。
2人の活躍もあって、チームは見事、インターハイ切符を手にした。

「開催地枠」でチャンスをつかむ

練習の様子
練習の様子

注目ポイントの2つ目「インターハイ初出場」である。
例年であれば県高校総体で優勝した1チームだけが出場できるインターハイ。
ただ2024年は、地元・大分で競技が実施されるため「開催地枠」として6月の県大会で準優勝した大分商業にも全国の舞台で戦えるチャンスが巡ってきた。

「思いをひとつ」にインターハイへ

ゲームキャプテンの大村夏生選手は「初のインターハイという舞台なので、自分たちの結果をより残せるようにと、みんな一生懸命自分たちの大商バレーができるように頑張っている」と初戦に向けての意気込みを語っている。
期待の新戦力も加入し、さらに進化した大分商業。初出場となるインターハイで「思いをひとつ」にして全国の強豪たちに挑む。

大分商業バレー部
大分商業バレー部

(テレビ大分)

テレビ大分
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