7月11日、北海道札幌市中心部の札幌駅も近い北海道大学の構内にシカが現れた。
住民や学生からは驚きの声とともに新たな証言も飛び出した。
北海道大学構内に現れたシカ
7月11日午前9時50分ごろ、札幌市北区の北海道大学の構内で撮影された映像だ。

立派な角のあるオスのシカ。
撮影した人は、「シカが柵のすぐ近くにいて、目があってびっくりした」と話している。

現場はいわゆる「石山通」に面した交通量の多い場所で、札幌駅までも約500メートルの市街地だ。
「こんな車や人が多い場所でシカが現れるのは不思議だと思う」(北大の交換留学生)
「車にあたるとかわいそう」(散歩中の市民)
驚きや不安の声があがる一方、新たな証言も飛び出した。
「この前も見ました、そこらへんに」(北大の交換留学生)
「私自身はないが、見たという人はいる。何か月前かに出ていたと思う」(北大生)
実はこれまでも目撃情報があるようだ。
現場には高さ約2メートルの柵があるが、南側の塀は飛び越えられるほどの高さになっている。
周辺ではたびたびシカが出没している。
2023年10月には「植物園」に出没
2023年10月には、南に約500メートルの北大の植物園にシカ1頭が侵入。

臨時閉鎖となった。
一連のシカ騒動。
北海道大学は「川や山には面していないのでシカは構内に住んでいないと考えている。
ただ、どこから入ってきているのかわからない」とし、今後の対応を検討するとしている。