連日厳しい暑さが続く中、視聴者から1枚の写真が届いた。3階ぐらいの高さの窓ガラスに一本線の亀裂が入っている。何者かが侵入を図ったのか?鳥がぶつかったのか?ガラス店に聞くと、犯人は「猛暑」だった。太陽の直射日光によって起こる「熱割れ」という現象だという。
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外出から帰ってきたら、きれいにヒビが入っている事に気付いた。割れたガラスのところが一番、日が当たるところ。多分熱なのかな。
熱でこのようなヒビが入るのか。原因を調べようと、宮崎市の有水ガラス店で聞いた。
有水ガラス店 有水省馬代表は「これは『熱割れ』ですね。完全に。線一本なので『熱割れ』の割れ方」と語る。

有水代表によると、「熱割れ」は網入りガラスと呼ばれる種類でよく見られる。ガラスの中に入った網が熱によって膨張し、ピキッと割れるのだという。夏場はこうした窓ガラスの熱割れが起きやすい。このところの猛暑で、「熱割れ」を受けての修理依頼は増えているという。例年だと、夏場は1カ月に十件以上あるそうだ。
有水ガラス店 有水省馬代表:
必要ないときはカーテンを開けて隅に結んでおく。ベランダに置いてあるクーラーの室外機の熱でも割れる。室外機をなるべく窓から離すことも一つの対策。
熱割れで窓ガラスが割れた時には、透明なテープを貼るなどして応急処置をし、早めに住宅の管理会社などに問い合わせてほしいとしている。
(テレビ宮崎)