熊本・八代海で赤潮による被害額が約7億7600万円に上るなど、被害が拡大していることを受け、7月6日に木村熊本県知事が現地を視察した。
木村熊本県知事が赤潮被害の現地訪問
熊本県によると、2024年5月から八代海で赤潮が次々と発生し、7月5日までに天草市や上天草市でカンパチやブリなど、約26万7000匹の養殖魚が被害に遭い、被害額は約7億7600万円に上るということだ。

こうした状況を受け、7月6日に木村知事が現地を訪問。天草市栖本町では漁港を視察したあと、漁業関係者らと意見交換した。

木村熊本県知事は「漁業者の皆さんから、来年に向けて何とか再開させるための悲痛な声をもらったので、九州各県で国にしっかりと要望し、また県と地元市(天草・上天草)と連携してできることは直ちにやりたい」と話した。

現在、八代海には4種類のプランクトンの赤潮警報が出されていて、熊本県によると「4種類同時に警報が出されるのは過去10年間では例がない」ということだ。
(テレビ熊本)