19歳の女子大学生に駅のホームで「パンツを見せて」「10秒でも1秒でもダメですか?」などと卑わいな言葉をかけた疑いで、国家公務員である大阪国税局の職員が逮捕された。
迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、大阪国税局の職員の35歳の男だ。
■「パンツを見せてもらったらお金を渡す。10秒でも1秒でもダメですか?お願いします」
容疑者はことし2月28日、午後8時半ごろJR奈良駅のホームで電車から降りた19歳の女子大学生に「パンツを見せてもらったらお金を渡す」「10秒でも1秒でもダメですか?お願いします」「今急いでますか?」などと卑わいな言葉をかけた疑いが持たれている。
警察によると大学生は「無理です」と拒絶し、ホームから階段を降りて逃げようとしましたが、容疑者がしつこく後をつけてきたということだ。
大学生が駅員に相談し、駅員が近くの交番に申告したことで事態が発覚。 警察は、防犯カメラの映像から容疑者の男を特定した。
容疑者の男は当時、酒に酔った様子ではなく、大学生と面識はなかったということだ。
■『ナンパをするきっかけ』の言葉という趣旨の供述

調べに対し、容疑者の男は「女性に『パンツを見せてくれたらお金を渡す』と言いましたが、その言葉をきっかけに私と遊んでくれると思ったからです」と話し、本当にパンツを見せてくれるとは思っておらず、『ナンパをするきかっけ』の言葉だったという趣旨の供述をしている。
帰宅途中に犯行に及んでいたとみられ、警察は余罪の有無についても捜査している。
逮捕を受けて大阪国税局は、「当局の職員が警察に逮捕されるという事態を招いたことは誠に遺憾であります。職員の容疑が事実であれば税務職員としてあるまじき行為であり、事実関係が確認され次第、組織として厳正に対処する所存です」とコメントしている。
(関西テレビ 2024年7月2日)