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#キャンプ #アウトドア #開発秘話


埜となれ山となれは「使い方に余白のある新たなプロダクトを。」を理念に、

プロダクトの機能性・軽量性・収納性に加え、フォルムの新規性を念頭に、使い方の余白を残したアウトドアギアを展開しています。

今回のストーリーでは、小さなガレージブランドが海外進出まで果たしたものづくりについて、代表の安田尚央がデザイン・設計から製作工場や職人さんとの歩みをお話しさせていただきます。


増加ピークを過ぎたキャンプ需要。根強いファンから求められる「こだわり」ある製品。

日本オートキャンプ協会によると、2022年のキャンプ用品(登山用品、ウェア、靴除く)の推定市場規模は前年比5%減の948億円で、キャンプ参加人口も、2021年の750万人から650万人に減少し、キャンプ経験1年の割合は前年より2.3ポイント減り22.1%とありました。

コロナ渦におけるキャンプ人口の増加ピークは過ぎ、市場規模および新規顧客層は減少傾向にあることがうかがえます。


一方で、ユーザー自身のセレクトでオリジナリティあるキャンプサイトづくりや、「他と違う」「自分だけが知っている」といったアイテムを所有することに満足感を感じるキャンパーは未だ根強く、より品質の良い製品や特色ある製品が選ばれる傾向にあり、こだわりのある製品づくりが求められています。


第一弾プロダクト [ 焚火台_χ450 ]

構想をカタチにする。作り手"増田製作所"との出会いとはじまり。

最初のプロダクトに選んだのは焚火台。もともと土木設計を本業としていたこともあり、設計やCGの作業はスムーズに進みました。作業を終えて、ふと「個人依頼の小ロットプロダクトを製品化していただける企業はあるのだろうか。焚火台の知識は?コストは?」といった作るフェーズに移るための人の姿が見えておらず、作り手探しが急務となりました。


いくつか企業HPを眺めていると、「増田製作所」さんのページが眼にとまりました。話だけでも聞いてもらおうと思い連絡をしてみると、「ご希望に添えるかわかりませんが」と控えめなお返事でしたが、打ち合わせをして頂けることになりました。

伺ったのは富士山のふもと、富士市。ブランド趣旨と焚火台の説明を一通り終えた後、増田社長が「一度、現状の図面でサンプル作って、燃焼試験をしてみましょう」と、駆け出しのブランドには沁みる一言で、とても嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。


焚火台_χ450のレーザー加工の様子


そこから、試作・燃焼試験の結果を踏まえ、材質や形状の変更など設計修正を繰り返し、精度を高めていくことになりました。曲げ加工やプレス加工、溶接やレーザーなどあらゆる製作方法を提案いただきながら試作が進められました。

現場のアイデアが解決の糸口に。目指していたスペックを超える焚火台が誕生。

10台ほど試作と燃焼試験を繰り返し、概ね方向性や形が見えてきた頃でした。

焚火台製作を担当してくださった鈴木さんが「製品としては十分ですが、もう少し熱変形を抑える方法を考えてみたい」と仰いました。

既にスリットによる変形防止や留具による矯正を施していましたが、自信を持って世の中に送り出したいという声が現場サイドから聞けたことは、チームとしてものづくりに取り組んでいると実感した瞬間でより一層力の入る出来事でした。

いくつかのアイデアから最終的に採用されたのは、本体脚部付近をプレート材で挟み込み、リベット打ちで処理する方法でした。これにより、脚部付近の熱変形を従来よりも抑えることができ、目指していた焚火台スペック以上のプロダクトが出来上がりました。

国内外で大きな反響を得た焚火台、プロダクト開発は新たな道へ。

当初描いた焚火台と大枠は変わらずとも、細部の考えやつくりは議論の積み重ねがカタチに表れた焚火台に仕上がりました。チーム一丸となって創り上げた焚火台は、埜となれ山となれのデビューに相応しいプロダクトとなりました。


発売後は、キャンプ雑誌や新聞に取り上げていただいたり、国内各地や海外のセレクトョップで取り扱いを頂いたりと、個人でスタートした小さなブランドには十分な反響を頂くことができました。さらに、自社オリジナルの焚火台を作りたいと設計依頼を頂き、これまでの経験を活かしたプロダクト開発の道も広がりました。


設計依頼を受けたchangeover社の [ CHAPTER ZERO 01 -TAKIBI DAI- ]


その後もテーブルやランタンハンガーなど新たなプロダクトも職人さんとのコラボレーションで製作を進めました。これらのプロダクトにも現場のアイデアが盛り込まれ、オリジナリティある仕上がりになっています。


ランタンハンガーとローテーブルを組み合わせた [ 灯卓台_λ280 ]


3wayサイズの使用できる [ 畳三敷_Ϛ363 ]


これからも埜となれ山となれはプロダクトの機能性・軽量性・収納性に加え、フォルムの新規性を念頭に、使い方の余白を残したアウトドアギアを展開し、キャンプ好きの皆様に愛着を持って使っていただけるプロダクトの開発を行っていきます。



埜となれ山となれ

official@notonare.com

プロダクトの企画、設計、卸売、小売


公式EC https://notonare-yamatonare.stores.jp

Instagram https://instagram.com/notonare_yamatonare/




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