天体ショーを楽しんだ方も多かったのでは?

太陽の活動が活発化している影響で5月11日夜、北海道内各地でオーロラが観測された。

低緯度の北海道でも神秘的“オーロラ”

夜空をピンク色のグラデーションに染めるオーロラ。

この記事の画像(6枚)

これは11日夜、北海道南部の七飯町大沼でUHBのカメラマンが撮影した映像だ。

太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」が発生した影響で、通常は北極圏など緯度の高い地域で見られるオーロラが緯度の低い北海道内でも観測された。

こちらは北海道東部の弟子屈町の摩周湖で、11日午後9時から11時の間に撮影されたオーロラの映像。

提供:摩周湖のあいす・神子島智樹
提供:摩周湖のあいす・神子島智樹

満天の星空をピンク色や紫色のグラデーションが染める様子は、なんとも神秘的な夜空だ。

このほか、北海道北部の名寄市にある「なよろ市立天文台」でもオーロラが観測されるなど、北海道内では道南のほか、道北や道東の一部でも観測された。

北海道内でオーロラが観測されるのは2023年12月以来だ。

天文台には大勢の人が

幻想的な天体ショーを一目見ようと、北海道東部の陸別町の天文台には大勢の人が詰めかけた。

「急遽決めて向かうことにした。やっぱり人生で一度は見てみたいなと」

「写真で撮ったら赤と緑で、係の人にもこれオーロラだよって言われた。きれいでした」(すべてオーロラを見に来た人)

太陽の活動が活発化した影響で5月11日夜は、北海道内19カ所でオーロラが観測された。

2024年から2025年にかけて太陽活動が活発で、オーロラが見えやすい条件がそろっている。

次回のオーロラはいつ?

オーロラは「太陽爆発」により発生するが、太陽爆発はいつ起こるか分からない。

太陽爆発を起こした2~3日後に地球でオーロラが観測できる。

次のチャンスは少なくとも2週間先以降だと考えられている。

太陽活動は11年周期で、24年から25年がピーク。

2025年までは何度かオーロラんを観測できるチャンスが訪れそうだ。

北海道文化放送
北海道文化放送

北海道の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。