来年春から使われる中学校の教科書の検定結果が公表され、大谷翔平選手の通訳を務め、違法賭博問題で解雇された水原一平氏も掲載されていることがわかった。出版社は「内容の差し替え含め検討せざるを得ない」と話し、急転直下のドジャース解雇を受けて、対応を迫られている。
今回の検定対象は、中学生が来年4月から使う教科書などで101点が合格した。
中学3年生向けの英語の教科書には、Ms.KingとBobとKentaの3人が登場し、将来はアスリートをサポートする仕事をしたいというBobくんに対して、Kentaくんが水原氏の通訳としての仕事を説明するという内容となっている。
Kentaくんは水原氏について、「彼は大谷選手がチームとうまくやれるように手助けしたり、私生活でも支えたりしているよ(He helps Otani fit in with the team and supports his private life.)」と説明したり、「エンゼルスは彼に敬意を表して最優秀通訳賞を贈ったよ(In honor of him their “Most Valuable Interpreter.”)」と紹介している。
Bobくんは最後に「すごい!もっと水原さんについて知りたい!(Amazing! I want to know more about him.)」と話しという内容だ。
教科書を作成した「教育出版」の広報は、「報道されていることが事実とすれば内容の差し替え含め検討せざるを得ない」とコメントしている。