小樽警察署警務課に所属するあやのさん32歳。

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真面目な人柄で周りからの信頼も厚い彼女の素顔は、5歳と3歳、まだまだ手のかかる2人のママ。

単身赴任のパパの分まで家事育児を1人でこなすハードな1日を観察する。

子どもに必要な栄養素を欠かさないごはん作り

午前6時30分。あやのさんの朝は朝食づくりからスタート。

忙しい朝でも食事のこだわりは、子どもに必要な栄養素を欠かさないこと。

あやのさんは、お助けアイテムを上手に使い朝食づくりする。

お助けアイテムで上手に時短

お助けアイテムのひとつ目は、食パンに塗って焼くとメロンパンのようになる商品。

子どもたちが飽きないように、味を2種類用意して2人で分けて食べられるように工夫している。

半熟の目玉焼きが入った容器は、レンジで目玉焼きが作れる100円ショップのアイディアアイテム。

水で蒸して作るため、油を使わず洗い物も楽だという。

食べやすいように、目玉焼きをひと口サイズにカット。

ビタミンは、包丁いらずで出せるミニトマトと冷凍枝豆で。

子どもも大好きで、食べ残しにも悩まされないという。

子どもたちに人気”令和版コーヒー牛乳のもと”

こちらが、あやのママのベストバイアイテム、令和版コーヒー牛乳のもとだ。

中に甘い粒が入っていて、ストローのように飲むと味が混ざってお口に届く。

楽しくて洗い物いらずの便利アイテムだ。

ママのご飯は、子どもたちの残り物。

そんなママの努力をよそに、どこまでもマイペースな子どもたち。

でも何とか食べ切って、歯磨きを済ませ、時間ギリギリ。

7:50に登園完了だ。

警察官の仕事に“やりがい”

自宅のある札幌市から片道1時間、勤務先の小樽警察署であやのさんが所属しているのは警務課。

サイレンが鳴って早速事件発生?と思いきや、お相手は警察署の見学に来た子どもたち。

警務課は警察署の人事や採用を担う部署。

将来警察官を志す人が1人でも増えるように、魅力を伝えるのも重要な仕事だ。

あやのさんは今のこの仕事にやりがいを感じている。

なぜなら、あやのさん自身が憧れの警察官を追いかけてこの道に進んだ1人だから。

両親にあこがれ警察官に

実はあやのさんのお父さんが刑事で、ずっと鑑識の仕事をしていたという。

両親ともに警察官だったあやのさん。

特に父のような刑事さんになることが子どもの頃からの夢だった。

「何か誇りを持ってやってる姿勢がにじみ出ていた。(警務課は)犯人を捕まえるとか、警察官といえばという仕事ではないけれど、将来警察官になりたい人を1人でも多く確保できる。ちょっとでも力になってるのかな」と話すあやのさん。

子育てと両立できる範囲で、住民の命や安全な暮らしを守ることに貢献できていると感じている。

どんなに忙しくても…食事は手を抜かない!

午後5時15分に保育園のお迎え。

息つく間もなくすぐに夕食づくりが始まる。

どんなに忙しくてもやっぱり食事は手を抜かないあやのさん。

お肉は、あらかじめ味がついている商品で時短する。

「やっぱり便利ですね、スタメン的な」とあやのさんが話すお助けアイテムが、コストコの人気商品「プルコギビーフ」。

子どもが大好きな甘辛い味付けで、しょっぱすぎないところもお気に入りだという。

栄養お助けアイテムは他にも。

こちらの油揚げはなんと常温で180日も持つという優れもの。

以前は油抜きして冷凍していたというが、面倒な上に冷凍庫の容量を取るため、これに出会ってからは常備しているそう。

出し忘れると「納豆は?」と言われるぐらい子どもたちが大好きな納豆。

納豆に入れるのは、青海苔の粉末。

実は鉄分を多く含むので、ちょっとずつでも取り入れるようにしているという。

突然の告白に照れるママ

納豆が好きすぎて納豆にチューをするつぐみちゃん。

「ママのどこ好き?」というディレクターの問いかけに、「顔が。かわいいからさ」と答えたそうまくん。

突然の告白に照れるあやのママだが、家族で食卓を囲む幸せなひとときだ。

新たな夢に向かって

当然、ママにだって夢や目標がある。

実はあやのさんには得意分野があるという。

それは柔道。

高校時代はインターハイに出場。

大学は谷亮子さんなどを輩出した名門、帝京大学で鍛えた実力者だ。

子育てがもう少し落ち着いたら柔道を生かして貢献したいと考えている。

「(警察官は)いろんな内容の仕事がある。(自分の)強みを生かせる場所、“術科”がある。柔道・剣道・逮捕術などを指導する部署。(指導の道に)将来進んでやっていきたい」と話すあやのさん。

新たな夢に向かって歩みはじめている。

北海道文化放送
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