発売から53年、ロングセラーである明治のキャンディー「チェルシー」シリーズが、3月で終売になることがわかった。
SNSでは、懐かしさとともに、「昭和がまた一つ消えていく」との嘆きや感慨が飛び交った。
明治によると、終売になるのは、現在展開・販売している「バタースカッチ」(箱)、「ヨーグルトスカッチ」(箱)、「チェルシー」アソート袋と、それぞれの小袋版の全6品。
明治は「市場環境や顧客ニーズの変化で販売規模の低迷により、収益性が悪化したため」としている。
明治が公表する前に、スーパーなどに掲示された「終売する」とのお知らせの画像がSNSで出回り、「もしかしたらチェルシーなくなるかも…」との声が広まっていた。
1971年に発売開始されたキャンディーの終売を受け、SNS上には「えー…大好きなのにぃぃ」「嘘でしょチェルシー好きなのに無くなっちゃうの」「え…ちぇ、チェルシー!!嘘だろう…」「あの味と滑らかさはチェルシーにしか出せねぇだろうがよぉえぇ!?」「チェルシー終売やだあああああああ」など、嘆きの声が多数寄せられた。
また、印象的なCMを思い出した人も多く、「あなたにも チェルシー あげたい♪ってCMも好きだったなぁ」「『ほーら、チェルシー もひとつ、チェルシー』 のCMがなつかしい」との声も寄せられた。
明治のホームページによると、「ホラ、チェルシー もひとつチェルシー」というサビが印象的なチェルシーのCM曲は、小林亜星さんが作曲したもの。最後に「あなたにもチェルシーあげたい」という外国人風の言い方で読み上げるCMを憶えている人も多いようだ。
そのため、「幼少期を思い出す味」という声や、「家族でスキーに行ったりする時おやつに買ってもらった思い出、パッケージのデザインも好きだったな」「小学校の頃マラソン大会のあとに配ってもらったな」「チェルシーの飴好きだったな。チャリに乗りながら食べるとたまに喉奥にヒュッて入ってカハァッ!てなってた。表面ツルツルだから咳の反動でもヒュッて入る」と、子どもの頃の思い出と共に、その味を思い出す人も多かった。
「子供の頃に食べた味って鮮明に覚えてますよね…!めちゃくちゃ懐かしい… 見つけたら買いたいですね。最後にもひとつチェルシー」。
終売前に、「もひとつチェルシー」はいかがだろうか。