おなじみの「Campusノート」。
文具メーカー・コクヨが生み出し、2025年で誕生から50年を迎えました。

そんな節目の年に行われた新商品の発表会。
テーマは「Campus」ブランドの刷新です。

ノートから学び方そのものを提案するブランドを目指します。

コクヨ グローバルステーショナリー事業本部・梅田由記統括本部長:
ノートはただの紙を提供しているわけではなく、学生に学びを提供している。“学び方”を提案できるのではないか。

例えば、一見普通のノートに見える小さなCampusノート。
実は付せんになっていて、メモを書いてはがして教科書に直接貼り付けることができます。

小さな点線が付いているので、折り込んで持ち運びにも便利です。

他にも折り畳み式のブッククリップやバインダーに資料と一緒に収納できる穴あけパンチ。

さらに、5年の開発期間をかけた折れにくい消しゴムなど、9月5日から学びを支える12種類の新商品を販売します。

コクヨ グローバルステーショナリー事業本部・梅田由記統括本部長:
タブレット学習が入り、ノート自体が少し使われる頻度が下がってきているのは、コクヨも課題感として捉えてきた。ノートで培った50年の歴史があるので、ナレッジを生かし、グローバルで学生の学びをサポートするブランドになっていきたい。

国内の文具市場が少子高齢化やデジタル化などの影響で徐々に縮小傾向が続く一方で、海外では機能性やデザイン性で人気を誇る日の丸文具。

特にアジア圏では経済成長とともに学生の受験戦争が激化していて、これを商機と捉えたコクヨは地元企業の子会社化や直営店を設置。
イベントの開催など海外戦略を強化しています。

また、羽田空港国際線ターミナル直結の羽田エアポートガーデンでも体験型ショップをオープン。

外国人観光客に向けギフトセットなども用意し、ブランドの発信に力を入れています。

今後も、東南アジアを中心に海外戦略を加速させ、2027年には海外での文具の売り上げを現在の約3割から4割に拡大させたい考えです。

コクヨ グローバルステーショナリー事業本部・梅田由記統括本部長:
私ども、まずアジアでナンバー1を目指していて、その後、2030年に向けグローバルでナンバー1。さらに高みを目指していきたい。

フジテレビ
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経済部
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「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
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