相談するのは“対話型AI”。
そんな傾向が若い世代を中心に広がっています。

20日、シャープが発表したミーアキャット型のロボット「ポケとも」。
生成AI(人工知能)技術が搭載されていて会話を楽しめます。

記者が会議に着けていくネクタイの相談をすると、「もし1つがシンプルで、もう1つが少し個性的なら、会議の雰囲気に合わせて選べるよ。どっちがより自分を表現できるかな?」とアドバイス。

ロボットは持ち主と過ごした時間を記憶するため、より気持ちに寄り添った返事をしてくれるということです。

うれしいときには、おなかの光を変化させて感情を表現します。

また、その名の通り胸ポケットに入るサイズなので、簡単に持ち運べます。

メインターゲットは若い女性。
ロボットと一緒に推し活を楽しむといった利用シーンを想定しています。

週に1回以上対話型AIを利用する人を対象に行われた調査によると、10代の利用者は「知らないことを教えてほしい」「アイデアを出してほしい」という実利的なことよりも、相談や話し相手という情緒的なことをAIに求めている傾向が強いようです。

さらに、誰と感情を共有できるかという質問では、対話型AIが親友や母を上回る水準です。

シャープ 通信事業本部 モバイルソリューション事業統轄部・景井美帆部長:
生活の中でなかなか言葉にできないことや、人に言いたくても言えないことがあると思うが、それをポケとものような相手に話してもらうことで自分の心の内を吐き出してもらえれば。

帽子や眼鏡などで着飾ることもできる自分だけのロボット。
価格は税込み3万9600円で11月の販売を予定しています。

フジテレビ
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