元日に発生した能登半島地震から、3月1日で2カ月となった。災害関連死の疑いを含めると、これまでに241人の死亡が判明し、7人の安否がわかっていない。こうした中、被災地では多くの卒業生が新たな門出の日を迎えた。
中島健人さんらが卒業生と交流
黙とうで始まった石川県立輪島高校の卒業式。体育館が避難所として使われていることから、約100km離れた金沢市の石川県立音楽堂で行われ、107人の生徒が巣立った。

卒業式の終了後には、東山紀之さん(57)をはじめ、長野博さん(51)、中島健人さん(29)らがサプライズ登場。駆けつけたメンバーは、卒業生1人ひとりにプレゼントを手渡し、写真撮影などに笑顔で応じた。
東山紀之さん:
少し時間をいただいて良い時間を過ごしていきたいと思います。

中島健人さん:
特別な機会に立ち会うことができて僕らもご縁を感じます。みなさんお元気ですか?
男子生徒の声:
元気でーーーす!!
中島健人さん:
いい根性してるね。(会場笑い)
生のケンティーと会話を楽しむ女子生徒や、制服の背中にサインを求める卒業生の姿もあった。

女子生徒:
めっちゃうれしいです。健人くんに「これからも頑張ってください」って言ったら「楽しいもの見せるからね」と言われて、めっちゃキュンキュンしました。
男子生徒:
(背中のサイン見せて)最高です。最高しか言えないです。
一青窈さんが「ハナミズキ」など5曲 卒業生にエール
一方、47人の生徒が巣立った石川県立能登高校の卒業式には、能登地方にゆかりがあるという歌手の一青窈さんがサプライズで登場した。

一青窈さん:
つらい経験したみんながこれから大きな社会に羽ばたいていくというので、エールを送りたくて呼んでいただきました。

一青窈さんは、代表曲「ハナミズキ」など5曲を歌い、卒業生にエールを送った。
地震発生から2カ月、被災地は新たな季節を迎えようとしている。
(「イット!」3月1日放送より)