1200年以上の伝統を誇る愛知県稲沢市の「国府宮はだか祭」。2024年は、初めて「儺追笹(なおいざさ)奉納」に女性が参加した。
■歴史を変えるのは愛知県稲沢市のダンスチーム
1月28日、稲沢市内の公民館に多くの女性たちが集まっていた。
参加する女性(1月20日):
楽しみしかないですね。歴史の1ページの名に恥じないように、気合と根性で皆さんの願いをしっかり奉納したいと思います

儺追笹の奉納に参加する女性団体の一つで、20年ほど前から「どまつり」に参加している稲沢市のダンスチーム「SPICE!」だ。

参加メンバー:
弟とかお父さんが出るのを見てきたので、私も出てみたいなと思って
SPICE!のリーダーの服部みどりさん:
派手にやりましょうというつもりもないです。厳かに、子供もみんな一緒になって厄払いしていきましょう

■「夢のような感覚」初めて女性が参加した儺追笹奉納
そして22日、祭り当日を迎える。
服部みどりさん:
昨日は寝られませんでした。何度も目が開いてしまって
参加メンバー:
性別関係なしに楽しめたらなと思います
それぞれ持参した願い事が書かれた「儺追布(なおいぎれ)」を笹に取り付けると、すぐに笹が見えなくなるほど一杯になった。

大きな掛け声とともに、女性参加の儺追笹奉納が始まった。

参道を進む途中、熱気を帯びてくると、手桶隊から水をかけられる。

開始から約30分、無事に拝殿へ笹を奉納することができた。

参加メンバーA:
歴史の一歩に私も参加できて、マジでうれしい
参加メンバーB:
自分で奉納したので、よりお願いが届くのかなと思います
服部みどりさん:
ちょっと夢のような感覚ですね。将来につながっていけるようにというのがもともとの目的なので。これは続けていくべきでしょうね
(東海テレビ)