消化器外科医の医師が腹腔鏡手術の器具を使い、折り紙で鶴を折る動画を投稿。SNSで900万回表示され大きな話題となっている。
「技術認定試験で鉗子(かんし)操作が下手くそとコメントがついた」のを契機に「トレーニングのために」始めたという。
ロボットのような精密な動きで…
細長い棒を使って作られる折り紙。先端ではさみ、折り目も丁寧につけていく。
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ロボットのような精密な動きででき上がったのは、折り鶴。
動画を投稿したのは、現役の消化器外科医である静岡市立静岡病院の橋本洋右医師だ。
腹腔鏡手術で使う器具で、7.5cm四方の折り紙を折り、トレーニングに励んでいる。
SNSではたちまち900万回以上表示され、「手で折るより早くてきれい」、「神ワザ!」と話題になった。
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始めたきっかけは、何だったのだろうか。
静岡市立静岡病院 消化器外科・橋本洋右医師は「技術認定試験で鉗子操作が下手くそとコメントがついた。どう克服しようかと思った時、鶴を折るビデオを見た」と話している。
始めたばかりの12年前は1時間以上かかったというが、今や日本最速となる1分52秒を記録。
手で折るスピードに負けていない。
「右手と左手で別々のことが同時にできる」
これまでに折った数は、実に1万4000羽以上。
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手術では使わない動きもあることから賛否両論あるというが、橋本医師は「右手と左手で別々のことが同時にできるようになってくる。予測しない出来事のとき、瞬間的に手が動かせる」と話している。
神ワザの折り鶴が、患者を救うことに貢献しているのは間違いなさそうだ。
(「イット!」 2月20日放送より)
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