長野・佐久市で、数年前から多くのサルが水田に出没し、住民が被害を訴えている。
市はおりを設置し、57匹のサルを捕獲しているが、今後も対策を検討する方針だ。

水田にサルの大群

1月13日、長野県佐久市の山あい。水田にいくつもの黒い影が見えた。

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サルの群れだ。その数、50匹以上。

撮影した人によると、数年前から頻繁に現れるという。

取材班が現場を訪れると、民家の近くの空き地にもサルの群れ。
草を食べたり、追いかけっこをしたりと、我が物顔で振る舞っている。

住民は「毎日出る。夏も冬も。一番出たときは100匹くらい。もうすぐ収穫できるところをとられちゃう」と話している。

おりを設置し57匹を捕獲

なぜ、こんなに多くのサルが、水田に現れるようになったのだろうか。

長野県環境保全研究所によると、サルは落ちた稲の穂を食べていたとみられ、エサがあることを知って出没している可能性が高いという。

2020年に市は、2台のおりを設置し、これまでに57匹を捕獲した。
今後も住民と協議しながら、対策を検討する方針だ。
(「イット!」 2月8日放送より)

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