南米チリでヘリコプターが墜落し、セバスティアン・ピニェラ前大統領が死亡した。
ピニェラ前大統領は東日本大震災の被災地を訪問し、モアイ像を寄贈するなど復興支援活動も行っていた。
現地メディアなどによると、チリ南部で6日、ピニェラ氏ら4人が乗ったヘリコプターが離陸直後に墜落し、3人は助かったものの、ピニェラ氏の死亡が確認された。
墜落の原因は明らかになっていないが、当時現場周辺は雨が降っていて、ヘリコプターはピニェラ氏が操縦していたとみられている。
(※画像は宮城県南三陸町を訪問したピニェラ氏 2012年撮影)
ピニェラ氏は2期にわたってチリの大統領を務め、在任中には、東日本大震災で被災した宮城県南三陸町を訪問し、復興支援としてモアイ像を贈っていた。
また、2010年にチリで33人の作業員が閉じ込められた鉱山事故の対応にもあたっていた。