暖冬となっている今シーズンだが、雪が降った際は除雪中の事故に注意が必要。山形・高畠町で除雪機の正しい使い方を学ぶ講習会が開かれた。
「雪が詰まったら棒で...」注意点を指導
山形県は2023年から、除雪機の事故を防ごうと専門家を招いた講習会を主催していて、2月1日に高畠町の山あいにある二井宿地区で開かれた。

地元の人に加え、県や町の職員など約30人が参加し、除雪機のメーカーなどが作る安全協議会の担当者から使い方の指導を受けた。協議会の担当者は「発生した事故の多くが、除雪機を停止させるレバーをロープで固定するなどしていた」と、間違った例を紹介し正しい使用を呼びかけた。

このあと、参加した人たちは実際に除雪機を動かし、使用前の点検や周りに人がいないかの確認、雪が詰まった際にはエンジンを切り、素手ではなく棒を使って取り除くなどの注意点を確認していた。

参加者:
あっ、と気が付いた時には後ろに壁があったり、作業に気がいってしまってハッとしたことはある

除雪機安全協議会・酒井征朱代表幹事:
4大事故といわれるのが「ひかれ・挟まれ・巻き込まれ・(詰まった雪をとるために)手を突っ込む」。“不注意”と“安全機構をしっかり使う”ことに気を付けてほしい」
県は「暖冬で除雪の回数が少ないと思うが、除雪機の安全な使用を心がけてほしい」と話していた。
(さくらんぼテレビ)
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