災害時に福島県福島市の避難所となっている福島刑務所で、初めて一般の市民を対象にした避難所開設訓練が行われた。

市民を受け入れる一時避難所

福島市の福島刑務所は、2020年から災害時に避難者を受け入れる市の一時避難所になっている。今回初めて行われた避難所開設訓練には、市民およそ30人が参加した。

2024年1月20日に開催された刑務所での避難所開設訓練
2024年1月20日に開催された刑務所での避難所開設訓練
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頼れる施設だと分かった

訓練は、避難所が開設される道場で行われ、参加者は段ボールベッドを組み立てて寝心地を確認したり、簡易トイレを組み立てて座り心地を体験したりした。
娘と参加した男性は「災害の際は頼れる施設なんだなっていうことが分かりました」と話した。

段ボールベッドや簡易トイレの組み立てを確認
段ボールベッドや簡易トイレの組み立てを確認

まずは知っていただくこと

福島刑務所の五十嵐定一所長は「我々にとっては、まず知っていただくということが重要だと今回思いましたので、安心して避難をしていただければ」と話す。

福島刑務所の五十嵐定一所長
福島刑務所の五十嵐定一所長

福島刑務所には、職員と避難者用に1万5000食の非常食が備蓄されていて、最大で避難者およそ170人の受け入れが可能だという。

(福島テレビ)

福島テレビ
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