災害時に福島県福島市の避難所となっている福島刑務所で、初めて一般の市民を対象にした避難所開設訓練が行われた。
市民を受け入れる一時避難所
福島市の福島刑務所は、2020年から災害時に避難者を受け入れる市の一時避難所になっている。今回初めて行われた避難所開設訓練には、市民およそ30人が参加した。
この記事の画像(4枚)頼れる施設だと分かった
訓練は、避難所が開設される道場で行われ、参加者は段ボールベッドを組み立てて寝心地を確認したり、簡易トイレを組み立てて座り心地を体験したりした。
娘と参加した男性は「災害の際は頼れる施設なんだなっていうことが分かりました」と話した。
まずは知っていただくこと
福島刑務所の五十嵐定一所長は「我々にとっては、まず知っていただくということが重要だと今回思いましたので、安心して避難をしていただければ」と話す。
福島刑務所には、職員と避難者用に1万5000食の非常食が備蓄されていて、最大で避難者およそ170人の受け入れが可能だという。
(福島テレビ)