能登半島地震に乗じた悪質商法に注意が必要だ。新潟市内では汚泥処理などを名目とした悪質商法による被害が発生。警察が注意を呼びかけている。
「汚泥を処理する」男女2人組が高齢女性宅に
1月1日に発生した能登半島地震で震度5強を観測した新潟市。特に液状化の被害が大きかった西区では、住民が復旧作業に追われている。

こうした状況の中、1月4日、新潟市西区で県外ナンバーの車を使用した男女2人組が「液状化現象による汚泥の処理をする。費用は4万円~5万円程度」などと言って高齢女性の家を訪問した。

汚泥処理後に20万円を請求…悪質商法に注意!
男女2人組は汚泥処理をした後に「費用は20万円だ。領収証は出せない」などと言って一方的に高額な費用を請求。女性は汚泥処理してもらったこともあり、費用を支払ったという。

新潟市西区内では6日から7日にかけて、同じような相談が数件住民から寄せられている。いずれも県外ナンバーの男女2人組で、30代から40代とみられるという。
過去の災害時にも便乗して汚泥処理や家屋などの点検修理を名目とした悪質商法による被害が出ていて、警察は見知らぬ業者などが訪れた場合は安易に契約することなく不安な時は警察へ通報するよう呼びかけている。
(NST新潟総合テレビ)