山形市の卸売市場では、お正月の食卓に欠かせないイクラやカニなどの食材の入荷がピークを迎えている。物価高騰に悩まされる中、この正月はどんな食材がお買い得なのだろうか。

正月食材の入荷ピーク

多くの魚介類が集まる山形市公設地方卸売市場では、12月26日と27日が年末年始向けの食材の入荷のピーク。

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イクラは「例年と比べ、1割ほど安くなっている」という。国産のサケは不漁だったが、アメリカ産のマスが豊漁で、「マスのイクラ」が多く輸入されたことが値下がりの要因。

山形丸魚・高内佑輔さん:
北海道産は少ないが、輸入ものが非常に多くなっていて、それにつられて昨年より価格が安くなっている

また、マグロも水揚げ量が増えたことから値下がり傾向だ。

タラバガニ 1万円→7000円に!?

そして、この正月は「カニが狙い目」だという。

山形丸魚・高内佑輔さん:
特にタラバガニが非常に安くなっていて、昨年より3割ぐらい安いのでお買い得

2023年は、日本へのタラバガニの輸入量が増えたことから相場が下がり、大幅に安くなっている。例年なら、店頭価格で1万円を超える大きさのタラバガニも、2023年は7,000円前後で買えるそう。

一方で、おせちの定番・かずのこは、アメリカ産ニシンの不漁の影響でここ数年、毎年1割程度ずつ値上がりしている。

値上がりするもの、値下がりするものが混在する中、いつもより割安で購入できる高級食材を上手に活用して、お正月を迎えたいものだ。

(さくらんぼテレビ)

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