新潟市は12月26日、上司に対して容姿を侮蔑したり、人格を否定するような暴言を発したなどとして、40代の男性職員に対し、停職6カ月の懲戒処分を下したと発表した。
男性職員は「申し訳ありません」と反省の言葉を述べていたというが、過去にもパソコンの私的利用などで懲戒処分を受けていた。
業務上の指導中…上司に大声で暴言
12月26日付けで停職6カ月の懲戒処分を受けたのは、新潟市建築部の40代の男性職員だ。

男性職員は2023年8月、男性上司に対し、大きな声で容姿を侮蔑し、人格を否定するような暴言を発した。
市によると、上司が業務上の指導をしていたところ、男性職員が大声で暴言を発したという。
パソコンの私的使用・住居手当の不正受給も
また、男性職員は職場のパソコンを私的に使用。自宅のガス料金のクレジットカード払いを登録したり、自身のメールを転送して、職場で確認したりしていたという。
男性職員の不祥事はこれだけに留まらない。
1年5カ月前に転居したにも関わらず、必要な手続きを行わず、前住居との家賃の差額・合計6万8000円を不適正に受給し続けていた。
加えて、勤務時間中に頻繁に離席したり、業務に関係のないチラシを見たり、私的な行為などを繰り返し、再三上司から指導を受けていたという。
男性職員 反省述べるも…改善見られず
市によると、男性職員は過去にもパソコンの私的利用などで懲戒処分を受けていて、今回も事案発覚後に注意したものの、一部改善が見られなかったという。
新潟市の古俣泰規総務部長は「この度、建築部職員による暴言等事案に対して処分を行いました。本事案により、市民の皆様の信頼を著しく損なう結果となりましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。法令遵守や高い行動規範を求められる公務員として、自覚を著しく欠く行為であり、職員に公務員としての自覚を喚起し、組織をあげて一層の綱紀粛正に取り組んでまいります」とコメントしている。
(NST新潟総合テレビ)